業務用ドッグバスはステンレス製ですが、「ステンレス=絶対にサビない」わけではありません。日々の使い方とお手入れ次第で、見た目の美しさも衛生面も大きく変わります。業務用ドッグバスの企画・卸売を手がける当社が、お客様からよくいただくご相談をもとに、毎日の洗浄作業に長く耐える一台にするためのお手入れとサビ対策を整理しました。

ステンレスでも「もらい錆」は起こる

ステンレスは表面の保護膜(不動態皮膜)によってサビに強い素材です。ただし、ヘアピンやカミソリ、スチール缶など鉄製のものを濡れたまま長時間置くと、そこからサビが移る「もらい錆」が起こることがあります。トリミング後の毛やシャンプー成分、水道水のミネラル分が残ったままでも、シミやくすみの原因になります。

日々のお手入れ(基本の3ステップ)

特別な薬剤は必要ありません。使用後に次の3点を習慣にするだけで、状態は大きく変わります。

  • 流す:使用後は毛やシャンプーをよく洗い流します。
  • 洗う:中性洗剤とやわらかいスポンジで全体を洗います。
  • 拭く:最後に水気をしっかり拭き取り、乾いた状態で保ちます。

水分を残さないことが、サビ・水アカ対策の基本です。

SUS304とSUS430、サビへの強さの違い

業務用ドッグバスで使われるステンレスには、主に2種類があります。

  • SUS304:ニッケルを含み、耐食性(サビへの強さ)に優れます。水まわりや塩分・薬剤に触れる環境で安心感があります。
  • SUS430:コストを抑えやすい一方、SUS304に比べるとサビにはやや弱めです。設置環境に応じた手入れがより大切になります。

どちらを選んだ場合でも、こまめな水気の拭き取りが長持ちのカギです。

避けたいお手入れ

良かれと思った手入れが、かえってサビやキズの原因になることもあります。

  • 塩素系漂白剤の使用:塩素は保護膜を傷め、サビを誘発します。使う場合は十分にすすぎ、残さないようにします。
  • 金属たわし・研磨剤の多用:表面に細かいキズが付き、そこからサビやすくなります。
  • 濡れたまま放置:水アカ・もらい錆の最大の原因です。

それでもサビが出たら

初期のもらい錆や薄いサビであれば、市販のステンレス用クリーナーや目立たない範囲でのやわらかい研磨で落とせることがあります。落とした後は水気を拭き取り、乾燥させてください。広範囲のサビや深い腐食が見られる場合は、早めにご相談ください。

サイズ変更・別注・追加のご相談

既製品のサイズが合わない、槽数や高さを変えたいといった場合は、受注設計で寸法変更にも対応できます。導入後の追加や買い替えのご相談も含め、ドッグバス事業のページ、またはお問い合わせフォームからお気軽にお知らせください。